特急「スーパーはくと」に乗って山陰へ

2011.10.20

二〇〇二年二一月の東北新幹線八戸開業と引き換えに、東北本線の盛岡〜八戸間(一〇七・九キロ)がIGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道に変換され、日本一の長大路線は消滅した。代わって山陰本線が日本一に昇格したのだが、その中身はさびしい。東京発のブルートレイン「出雲」は京都から山陰本線に乗り入れ、鳥取、米子を経て出雲市まで行くが、こうした正統的なルートをとる列車は今や例外的な存在といっていい。近代化の遅れと人の流れが変わったのが災いして、山陰本線のルートは無視されている。例えば、大阪発で山陰各地へ行くには、福知山線経由で福知山から山陰本線に入るのが常態だし、山陽新幹線岡山開業時以降は、伯備線経由で米子へ出て、そこから山陰本線で松江、出雲市へ向かうのがメインルートになっている。それにあわせて、山陰本線・伯言大山〜西出雲開か電化され、一部が複線化され、のちに京都〜城崎間も電化されたが、残りの区間は相変わらず単線非電化のままだ。関西から鳥取へ向かうのも大変不便だった。しかし、第三セクターの智頭急行が一九九四年に開業して状況は一変した。山陽と山陰を結ぶ新たなルートの完成で鳥取は大変近くなったのだ。まずは、このルートを走る特急「スーパーはくと」に乗って山陰へ向かうことにしよう。





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