無事にホームへと上ったら、後はキヨスクでペットボトルの「あったか煎茶」を買って列車に乗り込み、勣き出すのを待つ間に、いそいそと昼めしの準備。と、ここで思いがけず、又新たな悩みが生じた。指定席に腰掛け、靴も脱いで寛ぎモードに入った瞬間、窓の直ぐ横、ホームの端っこにある立ち食いソバが目に入って来たのだ。見れば、旨そうにきしめんを手繰っている老人が居る。更にはお出汁のいい匂いまで漂って来た。これはマズイ。
[参考サイトのご紹介]
東山温泉
会津東山温泉の温泉・露天風呂のある宿・ホテル - じゃらん温泉ガイド
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50064.html
土肥ホテル山海亭
土肥ホテル 山海亭 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad318613/
雪月花の箱根
箱根強羅温泉 季の湯 雪月花 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad371898/
五反田のホテル
五反田駅のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/130000/STA_990297/
コンフォートホテル郡山
コンフォートホテル郡山 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad319852/
この誘惑を早く断ち切らないと収拾がつかなくなる惧れがある。ホームで食べる名古屋名物きしめん、これも実に侮れない旨さなのだ。しかも幸い、いや、不幸なことに発泡スチロールの車内持込用容器入りも用意されている。以前同じ列車に「かき揚げきしめん」を持ち込んだ事もある。ということは、この三種にきしめんが乱入する事態も起こり得るわけだ。迷いつつも、一且は脱いだ靴を再び履き始めた、ちょうどその時、発車のアナウンスが流れた。まさに間一髪、買えないことにホッとした。買えるのに買わないと、どこかに悔いが残る。名古屋からだと、木曽福島辺りまで、「やっぱり買っとけばよかったかなあ」と、ぐじぐじ悩むタイプなのである。かといって、もしも買っていたとすれば、四つもの食べ物を前に途方に暮れていただろう。ボクシングではよくゴングに救われるが、僕は発車のチャイムに救われた。と、こうして、ひとり旅には様々な落とし穴が待ち受けていて、これを一つずつ解決していく達成感も又旅の醍醐味なのである。迷いが生じ、悩み、決断を迫られ、やがて悟る。まさしく人生の縮図、それがひとり旅である。